2011年09月27日

Windows Server バックアップをタスクスケジュールに登録

Windows Server 2008 R2 のバックアップについて、現在は Windows Server バックアップを利用して毎日定時にバックアップを自動作成しています。
バックアップ専用の外付けHDDを用意し、その中に順次書き込んでいく形です。

今日、ちょっと実験的にインストールDVDから起動し、バックアップからのシステムの修復の手順を確認したところ、スケジュールされたバックアップからは最新の1つしか選択できない状態でした。
OSを起動させて、Windows Server バックアップの「回復...」からの修復の場合、バックアップファイルの日付は指定できますが、当然、Cドライブ全体をその日付のものに完全に変更することはできません。

スケジュールされたバックアップ作成直後に不具合が見つかり、どうしても原因不明の場合、できれば数日前までシステムボリュームを戻したい、ということも今後起こるかもしれません。
ということで、コマンドプロンプトの wbadmin 機能を使用して、別の外付けHDDへの一回限りのバックアップを検討することになりました。

手順としてはwbadmin.exeを操作するバッチファイルを作成、それをタスクスケジューラに登録し、週に一回の頻度で起動させます。

バッチファイルには下記のとおり記述、「wbadmin_backup.bat」という名で保存しました。動作結果は C:\webadmin_backup.log に記録されます。

WBADMIN START BACKUP -backupTarget:E: -include:c:,d: -vssFull -quiet
>C:\webadmin_backup.log
exit


これをタスクスケジューラに新しいタスクとして登録、週に一回実行させます。
タスクが実行されるたび、新しいバックアップデータが E:\WindowsImageBackup 以下に上書きされます。

20110927_2133597.png


実行後の webadmin_backup.log の内容です。

wbadmin 1.0 - バックアップ コマンド ライン ツール
(C) Copyright 2004 Microsoft Corp.

ボリューム情報を取得しています...
これによりボリューム System(C:),Data(D:) が E: にバックアップされます。
E: へのバックアップ操作を開始しています。
バックアップに指定されたボリュームのシャドウ コピーを作成しています...
バックアップに指定されたボリュームのシャドウ コピーを作成しています...
ボリューム System(C:) のバックアップを作成中に (0%) をコピーしました。
ボリューム System(C:) のバックアップを作成中に (0%) をコピーしました。
ボリューム System(C:) のバックアップを作成中に (1%) をコピーしました。
ボリューム System(C:) のバックアップを作成中に (2%) をコピーしました。
ボリューム System(C:) のバックアップを作成中に (3%) をコピーしました。

・・・(略)

ボリューム System(C:) のバックアップを作成中に (98%) をコピーしました。
ボリューム System(C:) のバックアップを作成中に (99%) をコピーしました。
ボリューム System(C:) のバックアップは正常に完了しました。
ボリューム Data(D:) のバックアップを作成中に (49%) をコピーしました。
ボリューム Data(D:) のバックアップは正常に完了しました。
バックアップ操作が正常に完了しました。
バックアップ操作の概要:
-----------------------

ボリューム System(C:) のバックアップは正常に完了しました。
ボリューム Data(D:) のバックアップは正常に完了しました。


この結果は、Windows Server バックアップのウインドウからも確認できます。

20110927_2133598.png



posted by nambei-x at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | PC・ネット関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月24日

Windows7 のワークグループ環境における CASA for Windows の運用方法の検討

先日問い合わせをいただきました「Casa For Windows」の、Windows7ワークグループ環境における設定方法です。
ネットワーク経由で各種操作を可能にするためには、何はともあれCasaWinがインストールされたPCの共有設定が適切になされる必要があります。
以下、テスト環境における検証の結果です。



テスト環境の概要

この図書館で使用している図書管理システムは、「CASA for Windows」というソフトです。

テスト環境では、Windows7 Enterprise(32bit)がインストールされた同一のワークグループ内のPC2台を用意し、Casa Plus = CasaWin(図書登録/削除、貸出/返却、図書検索、日誌作成、ユーザー登録等の操作が可能なソフト)とCasaNet(図書データ検索ソフト)をそれぞれインストールしました。
CasaWinをインストールしたPCのコンピューター名を「カウンター機」、CasaNet側を「検索機」とします。所属するワークグループ名は「WORKGROUP」です。

※Administratorについては、コンピューター保護の観点から、ぜひともパスワードを設定することをお勧めします。

※以下の文中の\(バックスラッシュ)は半角の¥マークに置き換えて読んでください。また、以下の内容は、あくまでこちらが把握している環境での結果になりますので、追試される場合は、独立したテスト用の環境を用意する、バックアップを取っておくなど、入念な計画を立てた上で、ご自身の責任で実行されるようお願いいたします。



カウンター機と検索機のデータを同期する

1.Casa for Windows のインストール
「カウンター機」(CasaWin)「検索機」(CasaNet)とも、Administrator権限でログインし、インストールCDよりインストールを行います。
どちらもインストール終了後、
C:\Program Files\Common Files\Borland Shared\BDE\bdeadmin.exe
を右クリック→プロパティより、すべてのユーザーに「管理者としてこのプログラムを実行する」を設定しておきます。
この作業は、「コントロールパネル」→「BDE Administrator」をAdministrator以外のユーザーに操作させないための、セキュリティ上大変重要な作業です。
なお、いったんインストールしてしまえば、「CASA for Windows」の設定以外のすべての機能は、そのPCに登録されたすべてのユーザーアカウントで使用可能のようです。

2.カウンター機、検索機に共通のパスワード付き標準ユーザーを作成する
仮にこのユーザー名を「toshouser」とし、これを両方のPCのコントロールパネル→ユーザーアカウントから、新規に標準ユーザーとして作成します。
この時、両者はパスワードも同一のものとする必要があります

※運用上の理由等でパスワードなしのユーザーを使用する場合は、他に設定の変更が必要になります(後述)。

3.カウンター機のWinCasa フォルダに共有を設定する

CasaWinがインストールされるディレクトリは標準で C:\WinCasa 以下となっています。
このフォルダを右クリック→プロパティ→共有 から共有化します。

20110921_2129490.png


共有(S)をクリック→toshouserを追加、権限を読み取り/書き込み に変更

20110921_2129491.png


詳細な共有(D)をクリック→Everyone にフルコントロール権限を付与

20110921_2129492.png


4.検索機からカウンター機にアクセス

検索機に標準ユーザー「toshouser」でログイン、スタート→「プログラムとファイルの検索」ボックスまたは「ファイル名を指定して実行」ボックスに

   \\カウンター機\WinCasa

と入力、Enterキーを押します。
これでカウンター機内のC:\WinCasa フォルダ内部が表示されれば、フォルダの共有設定は完了です。

5.検索機のCasaNet のデータベース参照元の変更

CasaNetを起動するたび、検索機内のデータベースをカウンター機のものと同期させ、最新のデータを使用できるよう、検索機側を設定します。

検索機の C:\CasaNet\CasaNet.exe をAdministrator権限で起動、マニュアルに記載された手順で設定画面を表示させます。
※標準ユーザーでこの作業を行うと、最後の「保存」のところでフリーズ状態になります。必ずAdministrator権限で行ってください。

「高度な設定」タブをクリックし、
・「検索方法の選択」で「サーバからデータをコピーし・・・」を選択、「毎起動時にコピーする」にチェック

・「設定」の項で
  ローカル(コピー先)   C:\CasaNet\Db
  サーバー(コピー元)   \\カウンター機:\WinCasa\Db  と設定

20110921_2129493.png


・「詳細設定」をクリックし、
  コピーコマンド : C:\CasaNet\CasaSyinc.exe
  パラメータ : /copy /mini               と設定

20110921_2129494.png


・「サーバからコピー」をクリックし、検索機のデータベースをカウンター機と同期

・「保存」をクリック→再起動を促すダイアログ→「OK」→「検索フォームに戻る」をクリック

20110921_2129495.png


これで、C:\CasaNet 内に設定ファイル CasaNet.ini と CasaSync.ini が作成されます。
作業完了後検索機に「toshouser」でログインして検索を実行、カウンター機の検索結果と正しく同期していれば、設定完了です。

20110921_2129496.png


この後は標準ユーザーでログインしても、CasaNet起動のたびにCasaWinのデータベースにアクセス、検索機上のデータがカウンター機のそれと同期するようになります・・・たぶん。
(これでまず大丈夫だと思うんですが、先に書いた通り、ここにたどり着くまで随分いろんなことをやったので、過不足があるかもしれません。もしそうでしたらスミマセン)




パスワードなしで共有フォルダにアクセスする場合

安全上は少々問題はあると思いますが、運用上の理由等で標準ユーザー「toshouser」にパスワードを設定しない場合の、カウンター機における設定です。
この場合、事前にカウンター機、検索機にノーパスでアカウント「toshouser」を作成しておきます。

Administratorでログインし、下記の作業を実施します。

1.「ネットワークと共有センター」の左側「共有の詳細設定の変更」の変更

以下の設定のラジオボタンをクリックして有効/無効にします。
  ・ネットワーク探索を有効にする
  ・ファイルとプリンターの共有を有効にする
  ・パスワード保護の共有を無効にする



この先は、Windows7のエディションによって操作方法が変わります。

(Windows 7 Ultimate・Enterprise・Professionalの場合)
2.管理ツール→「ローカル セキュリティ ポリシー」の設定変更

  左ペイン「ローカル ポリシー」→「セキュリティ オプション」を開く

20110921_2129579.png


  右ペイン「アカウント:ローカルアカウントの空のパスワードの使用をコンソールログオンのみに制限する」を開く

  「ローカル セキュリティの設定」を無効にする

20110921_2129580.png




(Windows7 Home Premium の場合)
2.レジストリ値を変更し、空のパスワードを有効にする

  regeditを起動

  左ペインでHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsaを開く

20110921_2129581.png


  右ペイン「LimitBlankPasswordUse」を開き、「値のデータ」を1から0に変更し、OKをクリック

20110921_2129582.png


  左ペインでHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Lsaを開く

  右ペイン「LimitBlankPasswordUse」を開き、「値のデータ」を1から0に変更し、OKをクリック



タンデム運用時のCasa For Windows の設定

本家サイトでは推奨していませんが、例えば「カウンター機」に保存されている図書のデータベースに司書室内のPCから登録、削除等の作業を行いたい場合、「カウンター機」のデータベースを司書室PCから直接書き込む権限を設定する必要があります。その際の設定方法です。

ここで、司書室のPCのコンピューター名を「司書室機」、新たに作成する標準ユーザー名を「shisho」とします。

1.司書室機にCasaWinをインストール

カウンター機にCasaWinをインストールしたのと同じ作業です。必ずAdministrator権限で実行、bdeadmin.exeの設定も忘れずに行ってください。

2.カウンター機と司書室機に、標準ユーザーアカウント「shisho」を作成

これは、先の「toshouser」作成と同様の作業となります。

3.カウンター機の C:\CasaWin フォルダの共有に、標準ユーザー「shisho」を追加

これも先の作業と同様です。設定後、司書室機に標準ユーザー「shisho」でログイン、「ファイル名を指定して実行」画面に
   \\カウンター機\CasaWin
と入力してフォルダが表示されるかどうかテストします。

4.司書室機のデータベースのPATHを変更

「コントロールパネル」→「BDE Administrator」を起動します。このとき標準ユーザー「shisho」でログインしていた場合、ユーザーアカウント制御のウインドウが表示されますので適切に処理し、BDE Administrator画面を表示させます。
左ペイン「データベース」→「CasaWin」を選択、右ペインの「PATH」を
   \\カウンター機\CasaWin\Db
に変更して保存します。
作業時に「PATHを編集できません」のエラーが出た場合、CASA情報交換掲示板の検索ボックスに「PATHを編集できません」と入力、検索結果の通りに実行してみてください。

PATH変更後、司書室機で CasaWin を起動、検索その他の捜査結果がカウンター機のものと同期していれば、データベースのPATH設定は成功です。司書室機からの各種データの登録・削除等の操作も問題なく行えるはずです。
ただし、実環境で確認された通り、司書室機から図書データの検索を実施した場合、ネットワーク経由で膨大なデータを検索しますので、結果表示までに大変時間がかかります。
また、一方のPCでデータの登録・削除等を行っているときは、データの不整合、破損等が発生する可能性がありますのでもう一方のPCで同様の作業をしない様にして下さい。

ふう、お疲れさまでした(^_^;)。


参考サイト:
Windows 7でユーザーアカウントのパスワードなしでネットワーク機能にアクセスするには(グループポリシー)
【Win7】レジストリによるローカルセキュリティポリシーの変更|日常、音楽、PCにて。

本家サイト:
Windows Vistaへのインストール
Windows7へのインストール
BDEのエリアス設定


posted by nambei-x at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | PC・ネット関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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